沖縄と言えば、「青い空と青い海」はもちろん、ソーキそばやタコライス、ゴーヤチャンプルーといった名物料理、そして琉球王国の雰囲気が味わえる首里城など、実に様々な観光スポットが存在します。

1日や2日だけでは遊びつくせない日本最高のリゾート地であると言えるでしょう。

そんな沖縄には、「美ら海水族館」という人気観光スポットも存在します。

美ら海水族館では、全長9メートル近いジンベイザメを筆頭に、マンタイルカなどを間近で鑑賞することができます。

この記事では、そんな沖縄の人気観光スポットである「美ら海水族館」の見どころについて解説していきたいと思います。

美ら海水族館とは?

美ら海水族館は、沖縄県国頭郡にある水族館です。
(一般財団法人沖縄美ら島財団が管理、運営)

美ら海」とは、「清らしい海」という意味を持つ沖縄の方言です。

NHKの連続テレビドラマ小説ちゅらさんちゅらさん 』でこの「ちゅら」という方言を知った人も多いはずです。

元々は1979年からあった施設ですが、2002年10月に新館が完成し、11月1日より営業を再開しています。

延床面積19,199㎡で総水量約10,000?を誇る巨大な水族館となっています。

大水槽の「黒潮の海」は、完成当初は世界最大であり、その大水槽を泳ぐジンベイザメやナンヨウマンタは大きな話題となり、一気に観光客数が増加していきました。(2005年にジョージア水族館がOPENし、世界最大の称号はなくなってしまいました)

年間の入館者数はなんと「360万人」と圧倒的な集客力を誇っています。

2022年現在は新型コロナウイルスの影響もあり入館者は減少していましたが、2023年からは再び同程度の入館者になっています。

アクセス面では、那覇から車で約2時間(バスだと約3時間)掛かるので、それほど良い立地とは言えませんが、それでも多くの観光客が訪れているのです。




美ら海水族館の魅力と見どころ

美ら海水族館は、その施設の大きさが日本でもトップクラスであるという魅力はもちろん、その他にも様々な魅力があります。
いくつか挙げてみましょう。

「沖縄の海との出会い」というコンセプト

美ら海水族館は、「沖縄の海との出会い」というコンセプトで運営されています。

あえて屋根をなくし自然光を取り入れた水槽でサンゴが展示されています。

沖縄周辺の水深200~700メートルの深海に生息している生き物たちもたくさん展示されています。

それゆえに、まるで本当に沖縄の海に潜っているかのような体験が可能なのです。

ジンベイザメとマンタ(黒潮の海)

大水槽(黒潮の海)は、美ら海水族館の大きな魅力の1つです。

2021年に1個体が病気により命を終えてしまいましたが、オスのジンタは元気に大水槽の中を泳ぎ続けています。(ジンタ以外にも海上いけすにメスが1個体存在している)

ジンタは8.8メートル、約6トンの大きさを誇ります。

この大きさのジンベイザメが目の前を通り過ぎるわけですから、大迫力間違いなしでしょう。

ジンタは1日30㎏ものエサを食べていますが、15:00と17:00に餌やりを見ることができます。

大きな口で海水ごとエサを飲み込む姿を見られるので、ぜひこの時間に合わせて大水槽に向かいましょう。

また、ジンベイザメの近くを泳ぐ「ナンヨウマンタ」も人気が高いお魚です。

通常マンタは背中側は黒く、お腹側は白いのですが、美ら海水族館のマンタはお腹側も黒いので、非常に珍しい個体となります。

ジンベイザメの横を泳いでいるとその大きさが分かりませんが、実は横幅が4メートルにもなるので、目の前を通ると大迫力間違いなしです。

毎日9:30にナンヨウマンタへの餌やりが行われています。

そして、このナンヨウマンタよりも大きなエイも存在します。

その名は「オニイトマキエイ」です。

英名では「ジャイアントマンタ」と呼ばれています。
横幅は4.6メートルもあり、世界でも飼育しているのは美ら海水族館だけだと言われています。

ちなみに、大水槽2はもう1種類のエイが存在しています。

ヒメイトマキエイ」という種類で、横幅は1メートルほどです。

大きさはありませんが、光沢があり光がキラキラと反射するのでとても美しさがあります。

大水槽である「黒潮の海」は、何時間でも眺めていられるほど魅力的なのです。




アクアルームで頭上を泳ぐジンベイザメが見れる

黒潮の海をさらに奥へと進むと、「アクアルーム」があります。

ここは半ドーム状になっていて、頭上が水槽となっています。

タイミングによっては、ジンベイザメが真上を泳ぐこともあるのです。

他の水族館では決してみられない迫力ある光景を見ることができるはずです。

大水槽を真上から見ることもできる

黒潮の海は、真上から見ることも可能です。

見学時間の制限はあるものの、予約不要で楽しむことができます。

真下をジンベイザメが通り過ぎる体験は、ここでしかできません。

カフェの窓際指定席ではジンベイザメを見ながらコーヒーや軽食などを楽しめる

大水槽の近くには「オーシャンブルー」というカフェが併設されています。

窓際の席は指定席となっていて、ゆっくり座りながらジンベイザメやマンタを見ることができるんです。

カフェ・オーシャンブルーより

イルカショーも見どころの1つ

美ら海水族館では、イルカショーの「オキちゃん劇場」が開催されています。

時間帯は、11:00、13:00、14:30、16:00、17:00(17:00は4月~9月のみ)となっています。

高い位置にあるボールに向かってジャンプをしたリ、スタッフと息の合ったコンビプレイをしたリなど、会場にいる観客を大いに楽しませてくれます。

有料(500円で定員あり)ですが、デッキ上からイルカに餌をあげることもできます。




ウミガメも見れちゃう

近くにある「ウミガメ館」では、ウミガメの泳ぐ様子も楽しめます。
カメというとじっとしていて動かないイメージがありますが、ここでは泳ぐウミガメを見ることができるのです。
子どももきっと喜ぶことでしょう。

美ら海水族館から歩いて5分の「エメラルドビーチ」

美ら海水族館には、徒歩5分の位置に「エメラルドビーチ」があります。

4月~10月の期間では、入水することもできます。

美しいビーチで浅瀬でも魚が泳いでいるので、気軽に美しいビーチを楽しむことも可能です。

マナティも大人気

美ら海水族館には、人魚伝説のモデルとなった「マナティ」も飼育されています。

2021年6月には、マヤと琉(リュウ)に第二子が誕生しました。(名前は「キュウ」に決定しました)

水上からもマナティの可愛らしい姿が観察できますし、地価の水中観察室からも水中を泳ぐマナティを観察できます。

運が良ければマナティのエサやりも見ることができるでしょう。

まとめ

今回は、沖縄の人気観光スポットである「美ら海水族館」の見どころについて解説してきました。

美ら海水族館では、約9メートルのジンベイザメを見ることもできますし、マンタやウミガメ、イルカなども見て楽しめます。

沖縄旅行に行った際は、寄っておきたい観光スポットであると言えるでしょう。

半日あれば十分に楽しめるので、近くのビーチで海水浴を楽しむ前や後に行ってみてはいかがでしょうか?

美ら海水族館 料金と那覇からのイメージ地図

沖縄自動車道を利用して「約2時間です」<