「ORANGE RANGE」は、2000年代前半から半ばに掛けて爆発的な人気を誇ったアーティストです。
特に映画の主題歌となった『花』は、今でもカラオケで歌う人がいるほどのヒットしました。
他にも、『上海ハニー』や『ロコローション』といった「THE 夏曲」をヒットさせ、2000年代を代表するアーティストとなったのです。
この記事では、そんな沖縄出身有名人「ORANGE RANGE」の経歴と魅力について解説していきたいと思います。
「ORANGE RANGE」プロフィール
デビュー曲:『キリキリマイ』
所属事務所:Spice Music(業務提携先 スターダストプロモーション)
メンバー:RYO(ボーカル)HIROKI(ボーカル)YAMATO(ボーカル)NAOTO(ギター)YOH(ベース)
旧メンバー:KATCHAN(ドラムス)
代表曲:『花』『上海ハニー』『ロコローション』『ラヴ・パレード』『お願いセニョリータ』『イケナイ太陽』など
メンバー全員が沖縄県出身で、奏でる音楽も沖縄音楽やUKロック、ポップス、アメリカンロック、レゲエ、オーケストラといった様々な音楽を融合させています。
セカンドシングル『上海ハニー』で一気にブレイク
1990年代は、小室哲哉プロデュースの通称「小室ファミリー」やB’z、Mr.Childrenなどが日本のミュージックシーンの中心であり、最もCDが売れた時代としてかなり盛り上がった時代でした。
1990年代後半には、宇多田ヒカルや浜崎あゆみなどのアーティストが大人気となり、2000年代に入るとケツメイシやリップスライムなどの新世代のアーティストの人気が高まっていきます。
そんな新世代の波に一気に乗って現れたのが「ORANGE RANGE」でした。
セカンドシングルの『上海ハニー』は、オリコンランキング5位となり、一躍その名が全国に知れ渡ったのです。
7月中旬に発売したそのタイミングもばっちりで、夏ソングとして短期間で大人気曲となりました。
5thシングルから9作連続でオリコンランキング1位
『上海ハニー』で一気に人気アーティストとなった「ORANGE RANGE」の勢いは、その後さらに加速していきます。
5thシングルの『ミチシルベ~a road home~』から13thシングル『チャンピオーネ』まで、なんと9作連続でオリコンランキング1位に輝いたのです。
2003年7月にブレイクしてから2006年の5月10日発売の『チャンピオーネ』まで、およそ3年に渡り日本のミュージックシーンの主役として活躍し続けました。
6thシングルの『ロコローション』は、『上海ハニー』を継承する夏ソングとして大人気となりました。
特にこの2曲は2000年代の夏はビーチやドライブ時、カラオケの際に必ず流れる定番曲となったのです。
そして、8thシングルの『花』は「ORANGE RANGE」最大のヒット曲となりました。
大ヒット映画『いま、会いにゆきます』の主題歌として大注目を集め、2000年代を代表する曲として今もなおカラオケなどで歌われる曲となっています。
オリコン調べでは、「99.9万枚」と惜しくもミリオンセラーには届いていませんが、CDの売れなくなってきていた2000年代半ばにこれほどの枚数を売り上げたのはさすがと言えます。
『イケナイ太陽』が再びヒット
2006年の5月10日発売の『チャンピオーネ』以降は、若干人気が落ち着きオリコンチャート1位を逃しますが、17thシングル『イケナイ太陽』で再びヒットを飛ばします。
オリコンランキングは3位止まりでしたが、CD売り上げは回復傾向となり、ORANGE RANGE人気の継続に成功したのです。
しかし、その勢いも長くは続かず、次第に人気は落ちていき、2010年に自主音楽レーベルを設立すると、メディアへの露出は一気に減ってしまったのです。
ツアーや音楽フェス中心に自分たちのペースで活動
「ORANGE RANGE」は日本のミュージックシーンからは遠ざかったものの、その後も解散はせずに自分たちのペースで音楽を続けていきました。
メディアにまったく出なくなったことで、「解散したんじゃなかったの?」といった認識の人も多かったわけですが、2016年に結成15周年ということでテレビ出演をするなどその元気な姿を全国に見せたのでした。
2021年には結成20周年となり、今後もマイペースで活動を続けていくことが予想されます。
まとめ
今回は、沖縄出身有名人「ORANGE RANGE」の経歴と魅力について解説してきました。
2000年代前半から中頃まで日本のミュージックシーンを大いに盛り上げた「ORANGE RANGE」は、『花』『上海ハニー』『ロコローション』『ラヴ・パレード』といった数々のヒット曲を世に送り出しました。
YouTubeなどで彼らのライブ映像なども観られるので、ぜひ昔を思い出しながら聴いてみてはいかがでしょうか?